「無臭にんにく」って本当ににおいがしないの?

無臭にんにくはにんにく特有の臭みがないということで今話題になっているにんにくです。にんにくの臭いに悩む人は多く、臭いも一般的なにんにくの14分の1と本当に少ないのがメリットです。ですから接客業などで口臭が気になる人に選ばれています。そんなメリットの多い無臭にんにく、どんな特徴があるのでしょうか。

無臭にんにくが生まれるまで

無臭にんにくは平成元年に研究と販売活動が始まった比較的新しい品種です。生まれたきっかけはもちろんにんにくの臭いが気になる人が多いために需要が思った以上に伸びないことです。臭いがなければにんにくの需要も伸びるのでは、と考えた生産者が研究と開発を始めました。

とはいえ、臭いを消すのに脱臭作業を行わず、天然で無臭のにんにくを生み出すことをモットーにさらに有機肥料を使った栽培、徹底管理された工場で加工し、販売することを目的としました。もちろんにんにくの健康効果はそのままで、風邪予防や免疫力アップにつながるよう、無臭にんにくは開発されていきました。

いざ販売しようと営業を始めると無臭にんにくに対し、販売者からは本当ににんにくなのか疑問がわきました。言い返せば、それだけ無臭にんにくには、にんにく特有の臭いがないということです。さらに大きさは一般的なにんにくの6~8倍ですから非常に大きく、普段みるようなにんにくとはまったく違ったのです。もちろん無臭にんにくは基準をクリアしており、栄養価も一般的なにんにくとなんら変わりないことが分かったのです。

無臭にんにくが臭わない理由とは

無臭にんにくはなぜ臭わないのかと言うと、普段は包まれている臭いの元のアリシンが、一般的には1週間程度で包みが取れて臭いを発するようになるのですが、無臭にんにくの場合はこの包みが壊れないということが判明しています。

これはパウダー状にしてパンに塗って焼いた実験や粉末を入れてうどんにしたときの実験、ジュースににんにくを入れた実験からも、にんにくの臭いが発生するのが一般的なにんにくに比べて遅いと言うことが分かりました。

無臭にんにくは、にんにくの臭いを抑えるスコルヂニンが一般的なにんにくよりも多く含まれており、にんにく特有の臭いを発生させません。このように、にんにくの臭いを抑えた無臭にんにくは盛んに栽培されており、需要が高まっています。餃子やチャーハン、パスタなどのにんにくを使う料理でにんにくの臭いを抑えたいという方は無臭にんにくを活用してみてはいかがでしょうか。